2023年7月1日土曜日

トビイロオオヒラタカメムシ

日曜日に手すりにいた虫。

トビイロオオヒラタカメムシ
Neuroctenus castaneus
ヒラタカメムシ科なので横から見ると、、
トビイロオオヒラタカメムシ
Neuroctenus castaneus

ぺったんこ。

ヒラタカメムシ科ではよく見かける方。

ピンボケ画像だけでは何なので持ち帰ったのを拡大。

背面

トビイロオオヒラタカメムシ
Neuroctenus castaneus
特徴は腹部側縁(結合板)に黄褐色の縞があること。

腹面

トビイロオオヒラタカメムシ
Neuroctenus castaneus

腹端部に縦線があるので♀である。

本種はオオヒラタカメムシ亜科Mezirinaeのナガヒラタカメムシ属Neuroctenusに属する。

見た目が似ているのにアラゲオオヒラタカメムシMezira subsetosaがいるそうだけど、こちらはオオヒラタカメムシ属。

腹部第3-5節腹板の基部に、前節の後縁に平行な隆起線があるのがナガヒラタカメムシ属でアラゲにはこれがないそうだ。

何とも微妙な区別点である。

頭部腹面

トビイロオオヒラタカメムシ
Neuroctenus castaneus
検索表にある「口吻を挟む頬縁板は幅が狭く口吻第1節を隠す」というのが矢印の所。

腹面の一部
トビイロオオヒラタカメムシ
Neuroctenus castaneus

青矢印が臭腺開口部。

赤矢印が腹部第2節の気門。

検索表によると、第2節の気門があったりなかったり、端にあって背面から見えたりするのも区別点として書かれていた。

白色の点々はワックスの分泌腺だと思う。


おまけ

前胸と小盾板
イボイボである。

矢印のところにある八の字の平滑部はいろんなカメムシにあるような気がするけど何だろう?

筋肉付着点かなにか?


ではまた 

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