2023年7月8日土曜日

脳筋肉食昆虫(偏見)の母性・・・ヒラタアトキリゴミムシ

6月25日に撮った画像のツイート

翌週のお散歩で近辺を探索。
タケノホソクロバの食痕になにやら怪しげなものを発見。
タケノホソクロバの幼虫自体は弱齢が右端にかたまっている。

円内を拡大。
明らかに卵らしいものと、メレンゲがひとつ。

持ち帰って観察。
メレンゲを少しずつ削ると、卵が出てきた。
質感は発泡スチロールである。
スケールは0.5㎜。

露出していた卵の拡大。
どうも同じ卵のようだ。
材料が足りなくてメレンゲにして包むことができなかった模様。

オサムシ系の肉食昆虫なんかは、卵は産みっぱなしだと思っていたけど、一部の種類は餌の近くに産み付けて、さらにメレンゲで包むという、なかなか母性に富んだ対応をするようだ。

メレンゲで包むといえば、カマキリもそうだし、シオヤアブなんかもメレンゲで包んだ卵塊を産むので、結構広い分類群でみられる習性である。

肉食昆虫なんかみんな脳筋だと思っていたけど、こうしてみると母性が結構あるんやな、と見直した。
本能ともいうけど、、、

7月6日に見ると殺戮現場になっていた。
タケノホソクロバが共食いしてるかのよう。
もちろん中央のはヒラタアトキリゴミムシの幼虫。

7月7日には脱皮していた。
スケールは1㎜。
胸部と腹部に1対の黒斑が並ぶ。
ヒラタアトキリゴミムシの特徴みたいだけど、オオヒラタアトキリゴミムシとかじゃないよね?

さて、食いつくしてしまってケース内を歩き回っているので、日曜日に餌の確保に行かねばならぬ。

天気悪そうだけど、、


ではまた

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