2024年6月22日土曜日

「ハ」の字マークのハスジチビヒラタエンマムシ

梅雨入り前の日曜日、天気悪し。

なんでや?

雨は上がっているけど、下草濡れてて虫的にどもならん。

そのくせヒトスジシマカだけは纏わりつくとはこれ如何に。

山の中でついったX見ながら蚊除けにお散歩ネットを振り回していた。

十数匹入ったかな、と中を覗いたら蚊に混じって丸こいのがはいっていた。エンマムシのようだが、以前ヒメチビヒラタエンマムシを採集した同じ場所なので、それだろうと思いつつ一応確保。

ヒメチビヒラタエンマムシの過去記事はこちら↓

「樹皮下のヒメチビヒラタエンマムシ」


さてさて帰って見たら、別種であった。

2024年6月16日

ハスジチビヒラタエンマムシ
Pachylomalus musculus
体長2.5㎜ほど。
ちっちゃくてツルんとしたエンマムシ。
前胸基部に「ハ」の字のマークがあるのが特徴。

ツルツル小型のうちでは他種にはない特徴らしく、拡大して見られる環境さえあれば同定は容易かも。

腹面
ハスジチビヒラタエンマムシ
Pachylomalus musculus

「甲虫ニュース120号」にある本種の解説を読むと、

♂は尾節いっこ前の背板に稜がある、とある。

あったので♂。
3個体採ってすべて♂だったので、雨上がりに飛び回る習性でもあるのかも知れない。


おまけ

後脚基節の内部が見えていたので拡大。

なんか横皺がある。

ひょっとして発音器官だったり?

ペラペラの脛節が共鳴したり?

交尾の際に♀をなだめるために鳴いたり?

などと妄想してみた。

カミキリムシくらい大きかったら聞こえるかも。

カミキリが鳴く部位は前胸と小盾板だけどね。


さて、

今週は近畿も梅雨入りして、ちゃんと天気が悪いらしい。

なんでや。


ではまた

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