2021年10月2日土曜日

セスジシミ

お散歩先では属止まりの虫しか見かけなかったので、、

先週に引き続き自宅で見た虫でお茶濁す。

和室の畳でぼーっとしていた虫を見かけたので、フィルムケースを被せてから紙を差し込んで捕獲。普段はワープのごとく移動するのに、寝てたのかしらん?

セスジシミ Ctenolepisma lineata

シミ科 Lepismatidae の ヤマトシミ属 Ctenolepisma に属する。

屋内性なので汎世界分布。蛾でもないのに鱗粉持ち。

幼少のみぎりには銀色のヤマトシミCtenolepisma villosa しか見た記憶がないが、最近見るのはこちらばかりである。

原始的な昆虫で(今は昆虫じゃなかったか?)、成虫になった後も脱皮をする。

屋内性の種は模様でほぼ同定できるが、正確には腹部背面の毛櫛の数などが用いられる。

セスジシミ Ctenolepisma lineata
腹部は10節。それぞれの腹節の毛櫛の位置を赤丸で示す。

屋内性ではセイヨウシミLepisma saccharina だけが束にならずに単毛である。

私はまだ見たことがない。東北とか寒い地方に多いそうな。

腹端腹面には腹刺があり、オスで2対か3対、メスでは3対だそうだ。

アバウトな話である。

第10節は短い三角形。


セスジシミ Ctenolepisma lineata

目は複眼とは異なり、個眼の集まりとのこと。

イシノミはどうなんだろう?

あっちは複眼なのかな?


ではまた 

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