日曜日に見かけた虫。
ヤエムグラの実に止まる丸ちっちゃいカメムシ。ここらで黒くて丸いのはタデマルカメムシだけど、ヤエムグラ?
よく見ると、光沢がタデマルほど無いし、真っ黒でも無い。
確保。
帰って図鑑をみてもマルカメムシ科に該当種が居ない。
パラパラ捲るとカメムシ科に該当種がいた。
タマカメムシ Sepontiella aenea |
小楯板が拡大して腹部全体を覆い、寸詰まりの丸い体形。
マルカメムシの仲間だと思った私は悪くないと思う、のだがコレはマルカメムシ科Plataspidaeではなく、カメムシ科Pentatomidaeのタマカメムシであった。
腹面
タマカメムシ Sepontiella aenea |
臭腺の廻りの蒸発域(つや消しの部分)はマルカメムシと比べるとかなりちいさい。
側面
タマカメムシ Sepontiella aenea |
マルカメムシもタマカメムシも名付けのコンセプトは同じでしょうな。
正面顔
タマカメムシ Sepontiella aenea |
科を区別する特徴の一つに触角の節数がある。
マルカメムシ科Plataspidae・・・触角は4節
カメムシ科Pentatomidae・・・・触角は5節
あと、タマカメムシ属の特徴に「頬縁板の前端が刺状に突出する」と言うのがあるらしい。たぶん矢印の突起がそれなのだと思う。
あと、中胸腹板の中央隆起線が低くなる、と言うのもあるそうだ。
おまけ、タマカメムシのおちり。
タマカメムシ Sepontiella aenea |
ではまた
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